“當代”の読み方と例文
新字:当代
読み方割合
たうだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かさねしが當代たうだい新田につたのあるじはいへにつきて血統ちすぢならず一人娘ひとりむすめ入夫にふふなりしかばあひおもふのこゝろふかからずかつにのみはし曲者くせものなればかねては松澤まつざは隆盛りうせい
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
含春がんしゆんまた明敏めいびんにして、こゝろり、おほい當代たうだい淑女振しゆくぢよぶり發揮はつきして、いけすかないとてちゝぐ。ちゝや、今古こんこ野暮的やぼてんむすめれたりとてこれおほやけうつたへたり。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
むすめかせたることろんなしとこゝの内儀ないぎひとわるにてにらみぬ、手跡しゆせきによりてひとかほつきをおもひやるは、いてひと善惡ぜんあく判斷はんだんするやうなもの、當代たうだい能書のうしよ業平なりひらさまならぬもおはしますぞかし
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)