“略”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほぼ54.0%
ほゞ16.1%
15.5%
りやく5.7%
りゃく2.9%
はぶ1.7%
あらまし1.1%
てだて1.1%
おおよそ0.6%
やや0.6%
0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「大雅は余程呑気な人で、世情に疎かつた事は、其室玉瀾ぎよくらんを迎へた時に夫婦の交りを知らなかつたと云ふのでほぼ其人物が察せられる。」
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
陰暦・陽暦・一と月遅らしと、ほぼ三通りの暦法をまち/\に用ゐてゐる町々村々が、境を接して居ると言ふ現状も、実は由来久しい事なのである。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
翌日よくじつになつても宗助そうすけこゝろ落付おちつきなかつたことは、ほゞまへおなじであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかしわたくしはほゞ抽齋の病状をつくしてゐて、その虎列拉コレラたることを斷じたが、米庵を同病だらうと云つたのは、推測に過ぎなかつた。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
南アルプスの幾つかの山が雪の姿をきらりと垣間見せるのは、展望の場所は何処であろうとも、視野はぼこの滝子本社ヶ丸二山の間に限られている。
望岳都東京 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
そして一つの綱から他の綱へと出てゐる他の糸は、その組み立ての真中に、綱の間に、大きなぼ円形の空間を残して、網をつくる予定をきめる。
りやくしてキバマガ(第二圖ハ參照)をし、同月どうげつ二十六にちに、鹿角製浮袋ろくかくせいうきぶくろくち(第二圖イ參照)を
おなじようなかさなつてゐると、自然しぜん片一方かたいつぽうほうは、一部分いちぶぶんりやくする習慣しゆうかんがあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
この道にかけても、六韜りくとうの奥の手、三りゃくの妙に通じている主人である。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「繃帯ぐらい、わしは知っているよ。繃帯のことをりゃくして鉢巻きというんじゃ」
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この二册に就いては多く諸君の知悉ちしつせらるる所だらうと思ふので筆をはぶく。
樹木とその葉:07 野蒜の花 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
さて、はなしなか物語ものがたり、わづらはしいからはぶく、……いはひ仲間ちうげんども一座いちざ酒宴しゆえん成程なるほど元二げんじ仕組しくんだとほり、いづれも持寄もちよりで、國々くに/″\はなしをはじめた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これ彼が第一のふみあらましなり。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
これ彼が第一の書のあらましなり。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
といつも軍人ぶりのこと葉つきあらあらしきに似ぬやさしさに、兼ねてといはむかく答へむとおもひしてだて、胸にたたみたるままにてえもめぐらさず、ただ心のみ弱うなりてやみぬ。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かねてといわんかく答えんとおもいしてだて、胸にたたみたるままにてえもめぐらさず
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)
以上が神戸牧師が警察に出頭して陳述した要点だった。支倉の妻の静子がこの事について申述べた所もおおよそ同様であった。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
(C)灰を包みたる唐紙、及上下左右に詰めたるものと思しき綿を検するに、古色等、記録の時代とやや相当するを認む。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
右、ぼ三つの表現法によつて、形体的内容があらはされるといふことを述べた。次には尠し立ち場をかへて部分と全体との考への上から、形体的内容と実質的内容との関係を説きたい。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)