“佳麗”の読み方と例文
読み方割合
かれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十八の茶々の君のそうした佳麗かれいさが、秀吉の眼をひかないわけはない。この道にかけても、六韜りくとうの奥の手、三りゃくの妙に通じている主人である。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江河こうが潔清けつせいなれば女に佳麗かれい多しと謝肇淛しやてうせつがいひしもことはりなりとおもひつゝ旅宿りよしゆくかへり、云々しか/″\の事にて美人びじんたりと岩居がんきよに語りければ、岩居いふやう、かれは人の知る美女なり
それは全くピトレスクで、眺望の佳麗かれいもって知らるる雲仙の序曲であるにふさわしい。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)