“佳肴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かこう91.7%
かかう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこに並んだのは、美酒と佳肴かこうと数十基とも知れぬ銀燭ぎんしょくと、そして、十二三から二十五六までの一粒りの美女が二十人ばかり。
と、ある限りの湯女を一席にあつめ、ある限りの酒と佳肴かこうそなえて、介三郎をもてなそうとしたが、介三郎はほどよくかれを外へ連れ出して
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なぐさみにとのたまふにぞ、くるしき御伽おんとぎつとむるとおもひつも、いしみ、すなむる心地こゝちして、珍菜ちんさい佳肴かかうあぢはひく、やう/\に伴食しやうばんすれば、幼君えうくんいたきようたま
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
虫の膳部に佳肴かかうとなりしお村が当時を憶遣おもひやりて、予は思はずも慄然りつぜんたり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)