“興”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きょう40.8%
おこ36.8%
きよう12.4%
2.0%
きやう1.5%
おこり1.0%
けう1.0%
はず1.0%
コトアゲ1.0%
0.5%
(他:4)2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“興”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
議長さえ、まだそれほどの険悪けんあくな事態の中にあるとは考えないで、爆裂音を身近くに聞いたことをきょうがっている。
話しかけて笛を取りかえ、夜もすがら二人してきょうに乗じて吹き明かしたが後で聞けばそれは鬼の化身けしんであったという
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——伊賀の一ノ宮、その他のやしろには、自然発生的な神楽かぐらめいた今様いまよう舞踊が近来おこりはじめている。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そう考えると信一郎はくずれかゝった勇気を振いおこして、五番町の表通と横町とを軒並のきなみに、物色して歩いた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
おこしてもそれ折角せつかく同伴者つれかたあつさらきようすこともしないなら
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
果ては、自分はきように堪へかねて、常々暗誦あんしようして居る長恨歌ちやうごんかを極めて声低くぎんじ始めた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
そこより入りでまして、走水はしりみづの海を渡ります時に、その渡の神、浪をてて、御船を𢌞もとほして、え進み渡りまさざりき。
従者病みて(起)つあたわず。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
一門上下しやうかはなひ、月にきやうじ、明日あすにもめなんず榮華の夢に、萬代よろづよかけて行末祝ふ、武運の程ぞ淺ましや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
わざ手振てぶりざればみに、ひろごりてきやう
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
皇子ははやくから文筆を愛し、「詩賦のおこりは大津より始まる」と云われたほどであった。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ひととなるに及びてわいわいしくて才学かど有り、もっと文筆ふみつくることこのむ。詩賦しふおこり、大津より始まれり……。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
けれどけうじやうじたる吾等われら眼中がんちうには、むかところてきなしといふいきほひ
老若ろうじやくの男女たちの十人があつまつて舞踏ぶとうけうじてゐる。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そうして花を引いても気のはずむということがなかった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そしてはずんだ調子で、現場の模様を誇張して話した。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
紀の自堕輿而死の文面は「自らオチイり、コトアゲして死す」と見るべきで、輿は興の誤りと見た方がよさそうだ。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
紀の自堕輿而死の文面は「自らオチイり、コトアゲして死す」と見るべきで、輿は興の誤りと見た方がよさ相だ。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大勇猛心を振りこし、幸い手もとに残っている陰陽秘伝一巻を、朝昼夜に読みけり、人の一念岩をも通す、十二の春に意味をさとり、十四の秋に祈祷きとうを覚え、十五の夏に蘊奥うんおうを極め、今年十九の四年間を諸国を巡って暮らしたが
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
某へは三斎公御名忠興ただおきおきの字をたまわり、沖津を興津と相改めそろよう御沙汰ごさた有之候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
信是非に及ばず、事の始末を告ぐれば、母おおいに驚いて曰く、不可なり、汝が父のこうつねに言えり王気おうき燕に在りと、それ王者は死せず、燕王は汝のとりこにするところにあらざるなり、燕王にそむいて家を滅することなかれと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
つぎ硯友社けんいうしやるにいて、第二の動機だうきとなつたのは、思案外史しあんがいし予備門よびもん同時どうじ入学生にふがくせい相識あいしつたのです
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
此外、キヨウタイに属するものゝ一部、及、音覚を主とする者は、此うちに入れねばならぬ。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)