“風前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうぜん50.0%
かざさき20.0%
かぜさき20.0%
かぜまへ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思へば風前ふうぜんともしびに似たる平家の運命かな。一門上下しやうかはなひ、月にきやうじ、明日あすにもめなんず榮華の夢に、萬代よろづよかけて行末祝ふ、武運の程ぞ淺ましや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
風前かざさきに朝居るしろき積雲つみぐもの下空あをみ今朝はすずしさ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
立雲たちぐもいかづちこもる傍空かたへぞら風前かぜさきしるしここのまつかぜ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
風前かぜまへ夕満潮ゆうみちじほのひとたひら渡船とせんけり音にぜつつ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)