“爆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
84.9%
はじ11.3%
さら1.9%
はぜ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき薪が一本、馬鹿にパチパチねて炉の口の方へすべりだしたのを、女房は木履サボのつま先で蹴かえしながら、もじもじして
生さぬ児 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
と言つて、薬を飲まされる家鴨あひるのやうに、しつかり口をつぐんだが、物の三十分も経つたと思ふ頃、急にはじけるやうに笑ひ出した。
この猴甚だ牡蠣かきを好み、引き潮に磯におもむき、牡蠣が炎天にさらされて殻を開いた口へ小石を打ち込み肉を取り食う。たまたま小石がすべれて猴手をかいはさまれ大躁おおさわぎのところを黒人に捕え食わる。
それにしては話声もせずかがりはぜる音も聞えぬのは何故であろう? いや、矢張やッぱりおれが弱っているから何も聞えぬので、其実味方は此処に居るに相違ない。