“爆風”の読み方と例文

読み方	割合
ばくふう	100.0%

ばくふう

あれをあいつに一撃されようものなら、この研究所の塔（とう）は爆風（ばくふう）のためにすっ飛んでしまうだろう。君たち、早くわしをあいつの行った方へつれていってくれ

超人間Ｘ号 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

砲弾は、この研究所の前方に落ち、それから、彼等の頭上をとび越えて、後（うしろ）の山上に落ちて、ものすごい音響（おんきょう）と閃光（せんこう）とそして吹き倒すような爆風（ばくふう）とを齎（もたら）した。

英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

「ばか。上へあがれば、あの爆風（ばくふう）で吹きとばされる。今ちょっと上へあがってみたが、全市は暗闇で、大建築物がクリスマス・ケーキのように、ばらばら崩壊して行くのを見た。この世の地獄だ」

諜報中継局 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

“爆風”の意味

《名詞》
爆 風（ばくふう）

爆発するときに起こる強い風。
(出典:Wiktionary)

“爆風”の解説

爆風（ばくふう、Blast Wave）とは、爆発に伴い空気中を伝播する圧縮波と、圧縮波の背後に出来る波形構造を含む負圧のこと。
爆風には三つの特徴がある。

伝播速度が音速以上である

波面が不連続で、波面の前後で密度と圧力の急激な変化がある。

爆風の後には負圧を伴う。
伝播速度が音速以下にまで減衰したものは爆音になる。
一般に、爆風による過圧 (Over pressure) は爆薬量の3乗根に比例して大きくなり、爆源からの距離に反比例して小さくなる。
爆風による圧力はブラストメーターという測定装置で測定することが出来る。
(出典:Wikipedia)

爆	常用漢字 中学 部首:⽕ 19画
風	常用漢字 小２ 部首:⾵ 9画