“爆竹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばくちく81.8%
どんど9.1%
はなび9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くに正月十五日にさいの神のまつりといふは所謂いはゆる左義長さぎちやうなり。唐土もろこし爆竹ばくちくといふ唐人たうひと除夜ぢよやに、竹爆たけたふる千門のひゞきともしびもゆる万戸あきらかなりの句あれば、爆竹ばくちくは大晦日にする事なり。
その火の色と、喚声とを聞きつけて、この場へ駈けつけるものは、一揆いっきの暴徒らしいやからのみでなく、浦の女子供も群がって来ること、爆竹どんどの祝いみたようなものです。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
また各町内ごとに踊り輪をつくって、これがジャンジャンドンドン、夜も昼も音頭と囃子はやしで練りあるく。子供らは花火に狂い、わけて投げ爆竹はなびの音は絶えまもない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)