“斎”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
とき30.4%
いつ25.0%
イハ8.9%
いは5.4%
いつき4.5%
4.5%
さい3.6%
イツ2.7%
へや2.7%
いみ1.8%
いわ1.8%
かしず1.8%
ものいみ1.8%
0.9%
きよ0.9%
つつま0.9%
0.9%
イツキ0.9%
モノイミ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
市九郎がしばしの暇をんで、托鉢の行脚に出かけようとすると、洞窟の出口に、思いがけなく一椀のを見出すことが多くなった。
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)
卯月八日を山登りの日とする習慣は至って広く行われているらしいが、その外にも山にかかる有名な社にこの日を祭日とする例は多い。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
農村を荒さないやうに御霊の一種になつてゐた曾我殿原の霊をひ鎮める、——念仏狂言にも近いものを行つて居たものであらう。
芸能民習 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
次手に云うと、この歌の一つ前に、「あしひきの山椿咲く八峰越え鹿待つ君がかも」(巻七・一二六二)というのがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「いつか斎宮へおいでの折、ちょうど来あわせていたのでございました。とその母子とは、冷泉家の歌の同門だそうでして」
此系統から行くと、正月飾るものは、皆の木である。餅花・花の木・繭玉・若木・物作りの如きは、枝が沢山出て居るから、花の代りになる。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
○吾が郡中にて小千谷といふ所は人家千戸にあまる饒地なり、それゆゑにの神の(斎あるひは幸とも)まつりも盛大なり。
枚岡にあがる宿世を持つて生れた者ゆゑ、人間の男は、く、弾く、弾きとばす。近よるまいぞよ。はゝはゝゝ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
桑はひどくれて歯の根もあわずにわなわなと顫えた。妓もそれを見てあとしざりして帰って往った。隣の男は翌朝早く桑のへ往った。
蓮香 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
神主様達が揃って品川へおでになり、海で水祓をなさいまして、それから当日までにおりで、そういう縁故から品川の漁師達も、取立ての魚を神前へお供えに持って参りまするが
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
その尼のために小祠を立て、い込んだが毎度火災ありてりやまずと。尼がかく詛うたは、宿主の悪謀を、その妻がめたというような事があった故であろう。
この婿君をくことに大臣は生きがいを感じていた。たまさかにもせよ婿としてこの人を出入りさせていれば幸福感は十分大臣にあるであろうと見えた。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)
当時道家には中気真術と云うものを行うがあった。毎月朔望の二度、予め三日のをして、所謂四目四鼻孔云々の法を修するのである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
御室三輪山れば隠口初瀬檜原おもほゆるかも 〔巻七・一〇九五〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
めの置き台の上に載せられてあるのを見て、山ではこうした植物の新鮮な色を見ることで時の移り変わりのわかるのがおもしろいと女房たちが言っているのを
源氏物語:48 椎が本 (新字新仮名) / 紫式部(著)
加ふるに東雲のむらさきと、夕映のくれなゐとは、波を彩り、にうつり、もろもろの麗はしき自然の配色は恣に変幻するがごときも、しかもしくこれを渚の弧線の上に繋ぎて
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
早稲の贄を饗応する為のみだから、「贄へ斎み」の義で、にひなめ・にふなみ・にへなみ・にはなひなど言うたのである。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此方も藤原同様、叔母御が姫で、まだそんな年でない、と思うてゐるが、又どんなことで、他流の氏姫が、後を襲ふことにならぬとも限らぬ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
日の天道を祀るものなるべく「千早ふる卯月八日は吉日よ、かみさげ虫の成敗ぞする」
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)