いみ)” の例文
旧字:
さきに一五二女の命をうばひ、うらみなほきず。足下そこの命も旦夕あさゆふにせまる。此の一五三鬼世をさりぬるは七日さきなれば、一五四今日より四十二日が間、戸をてて一五五おもき物いみすべし。
神主様達が揃って品川へおでになり、海で水祓みそぎをなさいまして、それから当日までいみにおこもりで、そういう縁故から品川の漁師達も、取立ての魚を神前へお供えに持って参りまするが
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
ユというのは「ゆゆしい」などのユで、もといみの木または祝いの木のことであろうから、或いは最初門松かどまつなどの下に立たせて、子どもにめでたいことをとなえさせる習いがあったのかも知れぬ。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)