“斎宮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいぐう58.8%
いつき35.3%
いつきのみや5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには十台ほどの車があって、外に出したそでの色の好みは田舎いなかびずにきれいであった。斎宮さいぐう下向げこうの日に出る物見車が思われた。
源氏物語:16 関屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
オレガ駕籠カラ顔ヲ出シタラ、帯刀ガキモヲツブシテ、ドウシテ来タト云イオルカラ、ウチヘ行ッテくわシクはなソウトテ、帯刀ノ座敷ヘ通リテ、斎宮いつきヘモ逢ッタガ
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「いつか斎宮いつきのみやへおいでの折、ちょうど来あわせていたのでございました。いつききみとその母子とは、冷泉家れいぜいけの歌の同門だそうでして」