“弄斎節”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうさいぶし75.0%
ろうさい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちかごろは此のりゅうたつぶしもすたれましたけれども、一時はあれが今の弄斎節ろうさいぶしのように大はやりをいたしまして、きせん上下のへだてなくうたわれたものでござります。
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
女の師匠は当時はまれであったが、隆達りゅうたつをはじめ、弄斎節ろうさいぶし、土手節など、市中に小唄がひどく流行し、そのために女師匠なども、ひとさかりだったが、おこなわれたようである。
前の渋い弄斎節ろうさいの一曲よりはこの方の他愛ないのが一も二もなく、焼きするめや、玉蜀黍とうもろこしのお客様の御意にめして、やんやとうけているところが有難いものです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)