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弄殺
ふりがな文庫
“弄殺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なぶりごろ
50.0%
ろうさつ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぶりごろ
(逆引き)
その縄をかけられた者共の処分について、ずいぶん烈しい
噂
(
うわさ
)
が立っていました。一人残らずその場で
弄殺
(
なぶりごろ
)
しになってしまったというのが事実に近いように聞きなされます。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
渠奴等
(
きゃつら
)
の手に掛って
弄殺
(
なぶりごろ
)
しにされようより、此処でこうして死だ方が
寧
(
いっ
)
そ
勝
(
まし
)
か。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
弄殺(なぶりごろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ろうさつ
(逆引き)
地上二十億の生霊を
弄殺
(
ろうさつ
)
しつつある『脳髄の大悪呪文』を焼き棄てる一本の
燐寸棒
(
マッチぼう
)
に外ならなかったのだ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
自然は又自然で、小ざかしい人間の企図を思うまま
弄殺
(
ろうさつ
)
してやろうと決心したかのように、時には、
唸
(
うな
)
りをたてて疾風を送り、時にはけろりと静まって、まるで傍観しているような様子を示す。
犠牲者
(新字新仮名)
/
平林初之輔
(著)
弄殺(ろうさつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
弄
常用漢字
中学
部首:⼶
7画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“弄”で始まる語句
弄
弄花
弄具
弄策
弄斎節
弄物
弄戯
弄糸
弄品
弄古的
“弄殺”のふりがなが多い著者
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
中里介山
平林初之輔
夢野久作