“なぶりごろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嬲殺57.1%
弄殺28.6%
虐殺14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは怖いものに出会でくわしました、怖ろしいことをして、人を嬲殺なぶりごろしにしているお方がありました、その方が、つまり今夜、尺八を吹いて
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
渠奴等きゃつらの手に掛って弄殺なぶりごろしにされようより、此処でこうして死だ方がいっましか。
が、いかな事にも、心を鬼に、爪をわしに、狼のきば噛鳴かみならしても、森でうしの時参詣まいりなればまだしも、あらたかな拝殿で、巫女みこの美女を虐殺なぶりごろしにするようで、笑靨えくぼに指も触れないで、冷汗を流しました。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)