“丑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うし96.9%
うしの1.0%
しん1.0%
ウシ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光秀の方は、うしの中刻で、秀吉の方は丑の上刻であったと云う。丑の上刻と云えば二時半で、中刻は三時だから、三十分違いである。
山崎合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
三年うしの八月、将軍家重公いえしげこう御上洛ごじょうらく。同年芳江比巴国山兎狩御出。
ひとごろし (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
どいがえじゃございませんか。それからこいつが轆轤座ろくろざ切梁きりはり、ええと、こいつが甲板のしん、こいつがやといでこいつが床梁とこ、それからこいつが笠木かさぎ、結び、以上は横材でございます」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
其で思ひ合せられるのは、此頃ちよく/\、からウシの間に、里から見えるこのあたりのに、光り物がしたり、時ならぬ一時颪イツトキオロシの凄い唸りが、聞えたりする。今までつひに聞かぬこと。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)