“丑之助”の読み方と例文
読み方割合
うしのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丑之助うしのすけ、英太郎、権三郎、団子、三田八などが出演して好評を博したのが、そもそも子供芝居流行の原因を作ったのであると説く人もあるが
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
月ヶ瀬からずっと奥の服部郷はっとりごう荒木村という僻地から、常に炭だのししの肉だのを——城内へ大人と一緒にかついでくる——丑之助うしのすけという十三、四歳の山家の子だった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして出来あがつた上は太秦うづまさのそれにならつて牛祭を催す事にめて、伊原青々園せい/\ゑん祭文さいぶんを、梅幸ばいかうの振付で、その往時むかし丑之助うしのすけの名にちなんで菊五郎が踊るのだといふ。