“丑満”のいろいろな読み方と例文
旧字:丑滿
読み方割合
うしみつ96.7%
うしみ1.7%
やつ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝気な寅二郎は、そういって笑ったが、雨が間もなく降り出し、保土ヶ谷の宿へ丑満うしみつの頃帰ったときは、二人の下帯までれていた。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
勿論もちろんこの内にも、狐狸こりとか他の動物の仕業しわざもあろうが、昔から言伝いいつたえの、例の逢魔おうまときの、九時から十一時、それに丑満うしみつというような嫌な時刻がある、この時刻になると、何だか
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)