“猪”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
しし31.5%
いのしし30.0%
6.9%
ゐのしゝ6.2%
いのこ4.6%
(その他)20.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“猪”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 日本史 > 日本史4.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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土間の真ン中に大きな自在鉤じざいが懸っている。土足のまま囲めるようには土へ掘ってあり、鍋には、ししの肉と大根がふつふつ煮えていた。
〔出典〕宮本武蔵:06 空の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
ここを入って行きましょうと、同伴つれが言う、私設の市場の入口で、外套氏は振返って、そのししの鼻の山裾やますそを仰いで言った。
〔出典〕古狢(新字新仮名)/泉鏡花(著)
いのししと熊とが、まるっきり違った動物であるように、人間同志でも、まるっきり違った生きものである場合がたいへん多いと思います。
〔出典〕風の便り(新字新仮名)/太宰治(著)
峠越とうげごえの此の山路やまみちや、以前も旧道ふるみちで、余り道中の無かつたところを、汽車が通じてからは、ほとん廃駅はいえきに成つて、いのししおおかみも又戻つたと言はれる。
〔出典〕貴婦人(新字旧仮名)/泉鏡花(著)
古代野獣肉が普通に食用に供せられた時代において、猪鹿が最も多く捕獲せられ、したがって食膳に供せられるものは、主としてしし
〔出典〕奥羽地方のシシ踊りと鹿供養(新字新仮名)/喜田貞吉(著)
が、争われないのは、不具者かたわ相格そうごう、肩つきばかりは、みじめらしくしょんぼりして、の熊入道もがっくり投首の抜衣紋ぬきえもんで居たんだよ。
〔出典〕歌行灯(新字新仮名)/泉鏡花(著)
ゐのしゝきばこさへました、ほんにさいでござります、御覧ごらうじまし。』と莞爾々々にこ/\しながら、てのひららしてせたところを、二人ふたり一個ひとつづゝつた。
〔出典〕神鑿(新字旧仮名)/泉鏡花泉鏡太郎(著)
そこにはゐのしゝかれて死すべき者が、貨幣かね模擬まがへを造りつゝ、センナのほとりもたらすところのうれへ見ゆべし 一一八―一二〇
〔出典〕神曲:03 天堂(旧字旧仮名)/アリギエリ・ダンテ(著)
山野のいのこを狩って肉をほふり、それを市にひさいで露命をつないでおるような状態です。おわらい下さい。ここのところ
〔出典〕三国志:02 桃園の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
曹操は命じて、城南の練兵場に、破邪の祭壇をしつらえさせた。そして羊やいのこの血をそそぎ、四、五百人の左慈を珠数じゅずつなぎにひいて来て、一斉に、首を刎ねてしまった。
〔出典〕三国志:09 図南の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
そして猟をすると、きじはと山鶏やまどりうさぎ穴熊あなぐまなど、面白いほどとれましたし、ときには、大きな鹿しかゐのししなどもとれました。
〔出典〕悪魔の宝(新字旧仮名)/豊島与志雄(著)
丘の所に大きなゐのしし一疋いつぴきの可愛い坊やと一緒にてゐました。おツ母さんは、坊やのせなかたたきながら、
〔出典〕熊と猪(新字旧仮名)/沖野岩三郎(著)
早瀬氏はこれがために、ちと手負じしでごわりましてな。
〔出典〕婦系図(新字新仮名)/泉鏡花(著)
その時にカゴサカの王はクヌギに登つて御覽になると、大きな怒りじしが出てそのクヌギを掘つてカゴサカの王をいました。
〔出典〕古事記:03 現代語訳 古事記(旧字新仮名)/太安万侶稗田阿礼(著)
案「狼は出ねえが、うわばみしゝが出まさア、なアに出ても飛道具とびどうぐウ持っているから大丈夫でいじょうぶでござりやす、あんた方の荷物をお出しなせえ」
〔出典〕塩原多助一代記(新字新仮名)/三遊亭円朝(著)
しゝ飛出とびだしたやうにまたおどろいて、かれひろつじ一人ひとりつて、店々みせ/\電燈でんとうかずよりおほい、大屋根おほやねいし蒼白あをじろかずた。
〔出典〕魔法罎(旧字旧仮名)/泉鏡花泉鏡太郎(著)
悪友か善友かしらぬが、道中などでも、ふたりが痴話ちわけているまン中の部屋で、ひとりちょかいみたいな寝相ねぞうをして、朝の鏡に目をこすり「わるい悪戯いたずらをしやあがる」と顔の墨汁すみをあらい落して怒らぬところもあった男だ。
〔出典〕鳴門秘帖:05 剣山の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
まことにわらうべきおちょかいです。
清「お父様とっさまがお帰りだよ、おや/\あなたお一人でいけないからお手伝いがりましたか、いぬしゝでも打ちましたか」
〔出典〕塩原多助一代記(新字新仮名)/三遊亭円朝(著)
愉快おもしろいな、愉快おもしろいな、お天気てんきが悪くつてそとあそべなくつてもいゝや、かさみのて、あめるなかをびしよ/″\れながら、はしうへわたつてくのはいぬしゝだ。
〔出典〕化鳥(新字旧仮名)/泉鏡花(著)