“峙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そばだ84.8%
そば13.0%
そばた2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは淋しい夜の町というのに過ぎなかったが、爪先上りになっている其町の前方に当って黒い大きな巨人の如きものが峙(そばだ)っている。
富士登山 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そうして、一つどんと素気(そっけ)なく鳴ると共にぱたりと留った。余は耳を峙(そば)だてた。一度静まった夜の空気は容易に動こうとはしなかった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼等(かれら)は幾(いく)らづゝでも自分(じぶん)の爲(ため)になることを見出(みいだ)さうといふことの外(ほか)に、目(め)を峙(そばた)てゝ周圍(しうゐ)に注意(ちうい)して居(ゐ)るのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)