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抜衣紋
ふりがな文庫
“抜衣紋”の読み方と例文
旧字:
拔衣紋
読み方
割合
ぬきえもん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬきえもん
(逆引き)
が、争われないのは、
不具者
(
かたわ
)
の
相格
(
そうごう
)
、肩つきばかりは、みじめらしくしょんぼりして、
猪
(
い
)
の熊入道もがっくり投首の
抜衣紋
(
ぬきえもん
)
で居たんだよ。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一人は五十ばかりの梅干婆、毛の薄い頭に小さな髷を乗せ、一楽かなんぞの大時代な衣裳を
抜衣紋
(
ぬきえもん
)
にし、長火鉢の中に顎を突入れんばかりにして
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
お妾は
抜衣紋
(
ぬきえもん
)
にした
襟頸
(
えりくび
)
ばかり驚くほど真白に塗りたて、浅黒い顔をば拭き込んだ
煤竹
(
すすだけ
)
のようにひからせ、
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しの
両鬢
(
りょうびん
)
へ
毛筋棒
(
けすじ
)
を挿込んだままで
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
抜衣紋(ぬきえもん)の例文をもっと
(16作品)
見る
“抜衣紋”の解説
抜衣紋(ぬきえもん)は、女性の和服の着付け方のひとつである。
後襟(衣紋)を引き下げて、襟足が現れ出るように着ること。
(出典:Wikipedia)
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
紋
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
“抜”で始まる語句
抜
抜刀
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