“不具者”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かたわもの46.3%
かたわ19.5%
かたは12.2%
かたはもの9.8%
ふぐしゃ9.8%
かたわもん2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“不具者”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 詩3.8%
文学 > 英米文学 > 小説 物語3.4%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
二人とも片眼を失った不具者かたわものであるということは、却って二人の仲をかたく結び付けるよすがとなるかも知れません。
秘密の相似 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
私は父に向って世の中に何にもする事はない。狂人きちがい不具者かたわものと思って、世間らしい望みを嘱してくれぬようにと答えました。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
母「それだから私が云わない事じゃアない、不具者かたわにしちゃア済まないから、私も一緒に連れてっておくれ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
白痴の粂太はぼんやりと空を仰いで佇んだが、不具者かたわとは見えぬ美しい顔に月の光が附し添って可笑おかし気な哀れさが漂っている。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「でもあなたはお金持だから、ジエィン、きつとあなたの世話をするお友達があつて、私のやうな盲目めくら不具者かたはなんぞに身を捧げたりすることを許さないだらう?」
まことに世の中は不幸なる人の集合あつまりと云うても差支さしつかへない程です、現に今まこゝ団欒よつてる五人を御覧なさい、皆な社会よのなか不具者かたはです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
一方の眼は焮衝きんしやうを起して、そつちの方も矢つ張りお見えになりません。あの方は、もうどうすることもお出來になりません。まつたく——盲目めくら不具者かたはものなのですから。
愛嬌のある不具者かたはもの=絞首台氏のそのほとり、
なかには片腕かたうでられ、また両脚りょうあし切断せつだんされて不具者ふぐしゃになっているのもあります。
消えた美しい不思議なにじ (新字新仮名) / 小川未明(著)
明智の説明を聞いても、人々はまだ半信半疑でした。あの化けものみたいな不具者ふぐしゃが、こんな美しい青年だなんて、まるで夢のようで、きゅうには信じることもできないのでした。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
岡山「そんな不具者かたわもんの顔を立てんでもい、拙者どもは芸妓げいしゃ小峯を呼びに遣わしたる処、病気と欺き参らんのみか、向うへ来て居るのは甚だ奇怪きっかいに心得るから申すのだ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)