“片腕”の読み方と例文
読み方割合
かたうで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかには片腕かたうでられ、また両脚りょうあし切断せつだんされて不具者ふぐしゃになっているのもあります。そして今夜こんやにもにそうなおも病人びょうにんもありました。
消えた美しい不思議なにじ (新字新仮名) / 小川未明(著)
げ、ばうり、ステツキはしなどして、わあわつとこゑげたが、うちに、一人ひとりくさおちをんな片腕かたうでたものがある。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
良人おつとそしるはみませぬほどになにひませぬ、せき立派りつぱ良人おつとつたのでおとゝためにも片腕かたうで、あゝ安心あんしんなとよろこんでくださればわたしなにおもこと御座ござんせぬ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)