“片端者”の読み方と例文
読み方割合
かたわもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「見うけるところ、二ひきとも、乞食こじきにちかい六部ろくぶ雲水うんすい下手へたなところへでしゃばると、足腰あしこしたたぬ片端者かたわものにしてくれるぞ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たかが水の中をもぐるのろ臭い片端者かたわものではないか。私はわが『荒鷲』爆撃機と『ライオン戦車』の大群で、きっときっと最後の勝利をつかんで見せますぞッ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
身体髪膚はっぷ父母に受く、毀傷きしょうせざるは孝のはじめ、こんな格言もむだになる、可愛い女もだくことができない。生まれもつかぬ片端者かたわもの! よいか、ごろん棒、折っぺしょるぞ
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)