“雲水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うんすい69.2%
うんすゐ26.9%
くもみづ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一夕、雲水うんすいの僧に変じて、団九郎は山門をくぐった。折から弁兆は小坊主の無断不在をかこちながら、酒食の支度に余念もなかった。
閑山 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
氣樂きらくでは不可いけません。道樂だうらく出來できるものなら、二十ねんも三十ねん雲水うんすゐをしてくるしむものはありません」と宜道ぎだうつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
なにならんと小走こばしりしてすゝりつ一枝ひとえだ手折たをりて一りんしうりんれかざしてるも機嫌取きげんとりなりたがひこゝろぞしらず畔道あぜみちづたひ行返ゆきかへりてあそともなくくらとりかへゆふべのそら雲水くもみづそう一人ひとりたゝく月下げつかもん何方いづこ浦山うらやましのうへやと見送みをくればかへるかさのはづれ兩女ふたりひとしくヲヽとさけびぬ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)