“畔道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぜみち94.1%
くろみち5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも鴫は居ぬらしい。後の方でダーダーと云う者があるからふりかえると、五、六間(けん)後の畔道(あぜみち)の分れた処の石橋の上に馬が立っている。
鴫つき (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
便りに思う爺さんだって、旅他国で畔道(あぜみち)の一面識。自分が望んでではありますが、家と云えば、この畳を敷いた——八幡不知(やわたしらず)。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
瀬田は頭がぼんやりして、体(からだ)ぢゆうの脈が鼓(つゞみ)を打つやうに耳に響く。狭い田の畔道(くろみち)を踏んで行くに、足がどこを踏んでゐるか感じが無い。動(やゝ)もすれば苅株(きりかぶ)の間の湿(しめ)つた泥に足を蹈(ふ)み込む。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)