“畔傳”のいろいろな読み方と例文
新字:畔伝
読み方割合
あせづた50.0%
あぜづた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やはらげなほ種々いろ/\と異見に及び御歸りのおそく相成てはと別れて猶も後見送りしが千太郎ははからずも久八に行逢ゆきあひ面目めんぼくなきまゝ兩三日は辛抱しんばうなせしがほどすぎるにしたがひ又もや夜ごとに通ひ居たりしに其後朝歸りのみちすがら向ふより來るは又々久八なれば夫と見るより千太郎は土手下へ駈下かけお畔傳あせづたひにあと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
力と頼みて夜道をも子故のやみにたどりつゝ三次が後に引添ひきそひ歸らぬ旅路へ赴むくと虫が知らすか畔傳あぜづたひつたはる因果の耳元みゝもと近く淺草寺の鐘の音も無常むじやうを告る後夜ごやの聲かねて覺悟の早乘三次長脇差ながわきざし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)