“隨”のいろいろな読み方と例文
新字:随
読み方割合
したが40.0%
つ34.3%
した14.3%
ずい5.7%
したがつ2.9%
ずゐ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜(よ)が深(ふ)けるに隨(したが)つて霜(しも)は三人(にん)の周圍(しうゐ)に密接(みつせつ)して凝(こ)らうとしつゝ火(ひ)の力(ちから)をすら壓(お)しつけた。彼等(かれら)は冷(さ)めて行(ゆ)く火(ひ)に段々(だん/\)と筵(むしろ)を近(ちか)づけた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
……まア、あたじけない! 皆(みん)な飮(の)んでしまうて、隨(つ)いて行(ゆ)かう予(わたし)の爲(ため)に只(たゞ)一滴(てき)をも殘(のこ)しておいてはくれぬ。……お前(まへ)の脣(くちびる)を吸(す)はうぞ。
女ながらも心男々(をゝ)しき生質(さが)なれば大岡殿の詞(ことば)に隨(した)がひ私し苦界へ沈(しづみ)し事は父が人手に掛り其上姉の身の代金も奪(うば)はれしとの事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つね/″\寳(たから)のやうに大事(だいじ)がりて、身(み)につく物(もの)の隨(ずい)一好(す)き成(な)りし手綱染(たづなぞめ)の帶(おび)あげも其(その)まゝに有(あり)けり、いつも小遣(こづが)ひの入(い)れ塲處(ばしよ)なる鏡臺(きようだい)の引出(ひきだ)しを明(あ)けて見(み)るに
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
で、高等(かうとう)に成(な)れば隨(したがつ)てより強(つよ)き勢力(せいりよく)を以(もつ)て、實際(じつさい)に反應(はんおう)するのです。貴方(あなた)は醫者(いしや)でおゐでて、如何(どう)して那麼譯(こんなわけ)がお解(わか)りにならんです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
何(ど)うで我(お)れは此樣(このやう)な活地(いくぢ)なし、馬車(ばしや)は思(おも)ひも寄(よ)らぬ事(こと)、此後(このご)辻車(つぢぐるま)ひくやら知(し)れた物(もの)で無(な)ければ、今(いま)のうち身(み)の納(おさま)りを考(かんが)へて、利口(りこう)で物(もの)の出來(でき)る、學者(がくしや)で好男子(いろをとこ)で、年(とし)の若(わか)いに乘(のり)かへるが隨(ずゐ)一であらう
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)