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隨處
読み方 | 割合 |
ずゐしよ | 66.7% |
いたるところ | 33.3% |
あの、
時代のついた
大建ものの
隨處に
巣つたのが、
火のために
散つたか、
或は
火を
避けて
界隈へ
逃げたのであらう。
目的の
海岸——
某地に
着くと、
海を
三方——
見晴して、
旅館の
背後に
山がある。
上に
庚申のほこらがあると
聞く。……
町並、また
漁村の
屋根を、
隨處に
包んだ
波状の
樹立のたゝずまひ。
こゝ天上より眺むれば、牧者の衣を着たる
暴き狼
隨處の
牧場に見ゆ、あゝ神の
擁護よ、何ぞ今も
起たざるや 五五—五七