“見晴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みはらし42.9%
みはら33.3%
みは23.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「奥の離座敷はなれざしきだよ、……船の間——とおいでなすった。ああ、見晴みはらし、と言いてえが、暗くッて薩張さっぱり分らねえ。」
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
装飾のない室の外は葭簀よしず日避ひよけをした外縁ヴエランダになつてゐて、広々した海湾の景色は寝台の上によこたはりながら一目ひとめ見晴みはらすことが出来る。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
この京都きょうとまち一目ひとめ見晴みはらすたかい山の上のおはかめられている人は、坂上田村麻呂さかのうえのたむらまろというむかし名高なだか将軍しょうぐんです。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)