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みは
この
京都の
町を
一目に
見晴らす
高い山の上のお
墓に
埋められている人は、
坂上田村麻呂という
昔の
名高い
将軍です。
山へいくときと、
反対に
道をいって、
隣村にさしかかろうとする
峠に
立つと、あたりに、
目をさえぎるなにものもなくて、
見晴らしが
開けるのでした。
余は
奥書院の戸をあけた。西南を一目に
見晴らす
此処の座敷は、今雪の
田園を
額縁なしの
画にして見せて居る。
素晴らしく
見晴らしのよい
大きな
巌の
頂点に、
私とお
爺さんと
並んで
立っていたのでした。
そしてそれを
都の
四方を
見晴らす
東山のてっぺんに
持って行って、
御所の
方に
顔のむくように
立てて
埋めました。これが
将軍塚の
起こりでございます。
「しかし、
今日は、
時間がないから、また、
出なおすことにしようよ。」と、おじさんは、
答えて、そのかわり、
帰りに、
見晴らしのいいところで、あちらの
山々を
見せてやろうといったので