“素晴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すば54.2%
すばら41.7%
すは4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この蛙は緑色みどりいろです。まるで青い木の葉のような恰好かっこうをしています。そうして、そういう恰好かっこうをしているので、なんだか素晴すばらしくみえます。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
うらやましい、素晴すばらしく幸福そうな眺めだった。涼しそうな緑の衝立の蔭。確かに清冽せいれつで豊かな水。なんとなく魅せられた感じであった。
城のある町にて (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
それに蓋をつける。もつと心したのは、かん板を入れる裝置そうちところだつたが、とにかく週間しうかんほどの素晴すはらしい心で、それが、どうにか出來上つた。