“田園”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でんえん85.7%
はた14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焼いた玉蜀黍とうもろこしを片手で押えてわんぐりみつきあの鋭い牙で粒をいかいてはぼり/\噛ったり、まさに田園でんえんの猫である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
広々ひろびろとした、田園でんえんのぞみ、豊穣ほうじょう穀物こくもつあいだはたら男女だんじょれを想像そうぞうし、嬉々ききとして、牛車ぎゅうしゃや、うまあと子供こどもらの姿すがたえがいたのであります。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
多恨のダビデが歌ふて「ギルボアの山よ、願はくは汝の上に雨露あめつゆ降ることあらざれ、亦供物そなへもの田園はたもあらざれ、彼処かしこに勇士の干棄たてすてらるればなり」とこくせし山也。