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広々
ふりがな文庫
“広々”のいろいろな読み方と例文
旧字:
廣々
読み方
割合
ひろびろ
90.2%
ひろ/″\
9.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひろびろ
(逆引き)
屋敷
(
やしき
)
の
周囲
(
まわり
)
には
広々
(
ひろびろ
)
とした
圃
(
はたけ
)
がありました。そして、そこにはばらの
花
(
はな
)
や、けしの
花
(
はな
)
が、いまを
盛
(
さか
)
りに
咲
(
さ
)
き
乱
(
みだ
)
れているのであります。
けしの圃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
前よりもまた一層
広々
(
ひろびろ
)
と、一面の日当りになった畠の上には、大根と冬菜とが、いかにも風土の恵みを喜ぶがように威勢好くその葉を
舒
(
のば
)
している。
冬日の窓
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
広々(ひろびろ)の例文をもっと
(37作品)
見る
ひろ/″\
(逆引き)
広々
(
ひろ/″\
)
した
構
(
かま
)
への外には大きな
庭石
(
にはいし
)
を
据並
(
すゑなら
)
べた
植木屋
(
うゑきや
)
もあれば、いかにも
田舎
(
ゐなか
)
らしい
茅葺
(
かやぶき
)
の
人家
(
じんか
)
のまばらに立ちつゞいてゐる
処
(
ところ
)
もある。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
すると
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
今
(
いま
)
上
(
あが
)
つた
山
(
やま
)
は
過
(
す
)
ぎて
又
(
また
)
一ツ
山
(
やま
)
が
近
(
ちか
)
づいて
来
(
き
)
た、
此辺
(
このあたり
)
暫
(
しばら
)
くの
間
(
あひだ
)
は
野
(
の
)
が
広々
(
ひろ/″\
)
として、
前刻
(
さツき
)
通
(
とほ
)
つた
本街道
(
ほんかいだう
)
より
最
(
も
)
つと
巾
(
はゞ
)
の
広
(
ひろ
)
い、なだらかな一
筋道
(
すぢみち
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
広々(ひろ/″\)の例文をもっと
(4作品)
見る
広
常用漢字
小2
部首:⼴
5画
々
3画
“広”で始まる語句
広
広場
広東
広重
広間
広小路
広野
広漠
広汎
広袖
“広々”のふりがなが多い著者
与謝野寛
永井壮吉
小川未明
永井荷風
泉鏡太郎
泉鏡花