“広汎”の読み方と例文
読み方割合
こうはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉は、この栄を、さらに、家臣にもわかつべく、七本槍の若者以下、有功の将三十六人、その他へも、広汎こうはんな論功行賞を同時にした。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
少なくとも文化ぶんか文政ぶんせい頃まではさかのぼろうと思う。極めて多量に生産せられたそろいものであって、販売せられた分布区域もはなはだ広汎こうはんである。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
あの超電撃的地球儀的広汎こうはん大作戦が、真実しんじつに日本軍の手によって行われたその恐るべき大現実に、爆風的圧倒をおぼえない者は一人もなかった。