“文化”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶんか56.3%
ぶんくわ25.0%
クリトゥーラ6.3%
クルツウル6.3%
クルツール6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜなら、かれおおきな都会とかいほど、文化ぶんか発達はったつし、芸術げいじゅつさかんであり、それによって自分じぶん成長せいちょうさせることができるとかんがえたからです。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
文化ぶんくわ發達はつたつしてれば、自然しぜん何處どこ漠然ばくぜんとして稚氣ちきびてるやうな面白おもしろ化物思想ばけものしさうなどをれる餘地よちくなつてるのである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
聖旗台によじ登らせる、僧正が十字架を捧げて屈んだり伸びたりするその光景を見ないでは、СССРの新文化クリトゥーラの大気中に1/3だけ脱皮した彼女のドゥシャーがたんのうし得ないのである。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ところが、ドイツの旗色が悪くて、留学生はいずれも英仏へられそうである。こうなるとドイツの誇るいわゆる文化クルツウル威信いしんにもかかわる問題だ。政府はいつしか躍起やっきになっている。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
けれども其破壞的態度は唯過去に對してのみであつて、將來の文化クルツール又は文化人クルツールメンシュに付ては極めて明確の理想を立てゝ居る。
懐疑思潮に付て (旧字旧仮名) / 朝永三十郎(著)