“雑誌”のいろいろな読み方と例文
旧字:雜誌
読み方割合
ざっし93.9%
ざつし6.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おくっていただいた、うつくしい雑誌ざっしともだちにせると、みんなが、うばって、たちまち、きたなくしてしまいました。残念ざんねんでなりません。
おかめどんぐり (新字新仮名) / 小川未明(著)
第三に、やはりだちんがもらえなかったので、雑誌ざっし模型もけい飛行機の材料を買うゆめが、おじゃんになってしまいました。
いぼ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
そこで、今迄いまゝで毎月まいげつ三銭さんせんかの会費くわいひであつたのが、にはかに十せん引上ひきあげて、四六ばん三十二ページばかり雑誌ざつしこしらへる計画けいくわくで、なほひろく社員を募集ぼしうしたところ、やゝめいばかりたのでした
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
われらは、ともすると、くもつてくもわするゝ……三本木ぼんぎは、柳田国男やなぎだくにをさんの雑誌ざつし——(郷土研究きやうどけんきう)と、ちかくまた(郷土会記録きやうどくわいきろく)とにをしへられた、伝説でんせつをさながら事実じじつほとん奇蹟的きせきてき開墾地かいこんちである。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)