“ざっし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雑誌96.9%
襍志3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうでは、僕たちのようになかのいいものがほかの人に知れないようにお話をする時は、みんなこうするんですよ。僕それを向こうの雑誌ざっしで見たんです。
シグナルとシグナレス (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
左様さようさ、不幸ふこうまちです。』と、イワン、デミトリチは溜息ためいきしてわらう。『しかし一ぱんにはどうです、新聞しんぶんや、雑誌ざっしはどううことがいてありますか?』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
その銭は永くこの寺の宝物となってのこり、布は和尚おしょうが死ぬときに着て行ったということであります。(相中襍志ざっし。神奈川県足柄下あしがらしも大窪おおくぼ村風祭)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
風外ふうがいという僧が、いおりを作ってそこに住み、後に出て行く時に残して置いたので、おおかた風外の父母の像であろうといいましたが(相中襍志ざっし)、親の像を残して去る者もないわけですから
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)