“三銭”のいろいろな読み方と例文
旧字:三錢
読み方割合
さんせん33.3%
さんびゃく33.3%
さんもん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、今迄いまゝで毎月まいげつ三銭さんせんかの会費くわいひであつたのが、にはかに十せん引上ひきあげて、四六ばん三十二ページばかり雑誌ざつしこしらへる計画けいくわくで、なほひろく社員を募集ぼしうしたところ、やゝめいばかりたのでした
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ざる一枚散財さっせい、二銭にひゃくか、三銭さんびゃくだ、目の粗いのでよかんべい。)……いきなり、人混みと、ぬかるみを、こね分けて、草鞋わらじ飛出とびだして、(さあさあ山媽々やまあばが抱いて来てやったぞ)
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今僕に話すようじゃ、酸いも、甘いも、知っていて、旦那を三銭さんもんとも思ってやしない。僕が二厘の湯銭の剰銭つりで、(ちょいとこさ)を追返したよりは、なおひどく安くしてるんだ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)