“さんせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山川82.6%
三川8.7%
三銭4.3%
三錢4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と曹操は、馬上から、しきりに附近の山容や地形を見まわしていた。山川さんせん峨々ががとして樹林深く、道はひどくけわしかった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とまれ古くから山伏類似のそんな不動行者もあって諸国の山川さんせん跋渉ばっしょうしていたにはちがいあるまい。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『春夏秋冬』は俳句の時代において『新俳句』に次ぐ者なり。『新俳句』は明治三十年三川さんせん依托いたくにより余の選抜したる者なるが明治三十一年一月余は同書に序して
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
それはその病院に入院中の上原三川さんせん君と直野碧玲瓏へきれいろう君とが——その外に東洋、春風庵しゅんぷうあんという二人の人もいた——『日本新聞』の句を切抜いて持っていたそれを材料として類題句集を編み、それを国民新聞社にいた中村楽天らくてん君の周旋で民友社から出版したのであった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そこで、今迄いまゝで毎月まいげつ三銭さんせんかの会費くわいひであつたのが、にはかに十せん引上ひきあげて
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その天麩羅屋てんぷらやの、しかも蛤鍋はまなべ三錢さんせんふのをねらつて、小栗をぐり柳川やながは徳田とくだわたし……宙外君ちうぐわいくんくははつて、大擧たいきよして押上おしあがつた、春寒はるさむ午後ごごである。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)