“頁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ページ88.3%
ペエジ6.6%
ペイジ1.5%
けつ1.0%
おおがい0.5%
ぺいじ0.5%
ぺえじ0.5%
ペエヂ0.5%
ペーヂ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぱらぱらと頁(ページ)をめくってみると、或る頁に名刺ぐらいの大きさの写真が一枚揷(はさ)んであった。雀斑(そばかす)のありそうな、若い男の写真である。
旅の絵 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
それから部屋の中へひき返すと、背の低いランプの下に「痴人の告白」を読みはじめた。が、二頁(ペエジ)も読まないうちにいつか苦笑を洩らしてゐた。
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そして、幽かに禮に答へると、また靜かに眼を頁(ペイジ)の上に落した。また一人の異國の修道士は僧衣を引き摺りながら、足音もなく這入つて來た。
修道院の秋 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そして今一たび其巻(まき)を繙閲する。巻は百零(れい)三頁(けつ)の半紙本で、頁数(けつすう)は森枳園(きゑん)の朱書する所である。首に「葌斎詩集、伊沢信恬」と題してある。印が二つある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
賴獺瀨懶などの旁は負なり頁(おおがい)に非ず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
其時(そのとき)に(地底探檢記(ちていたんけんき)一五七頁(ぺいじ)參照(さんせう))貝灰(かひばい)の原料(げんれう)とすべく土方(どかた)が大發掘(だいはつくつ)をして居(ゐ)たのを初(はじ)めて知(し)り、それから六月(ぐわつ)十四日(か)に又(また)一度(ど)行(ゆ)つて見(み)たが、兩度(りやうど)とも實(じつ)に大失望(だいしつばう)であつた。
「よろしい。待て。」裁判長は記録を繰つてある頁(ぺえじ)の処に目をとめた。
公判 (新字旧仮名) / 平出修(著)
彼の机の上には、読みもしない、又、読めもしないやうな書物の頁(ペエヂ)が、時々彼の目の前に曝(さら)されてあつた。彼はその文字をただ無意味に拾つた。彼は、又、時々大きな辞書を持ち出した。
こんなわけで、冬の終る平穏無事な家の、いかにもその時刻にふさはしく、夕刊の頁(ペーヂ)を開く音が起つた。
姉弟と新聞配達 (新字旧仮名) / 犬養健(著)