“揷”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
45.5%
はさ26.0%
さしはさ10.4%
さし5.2%
3.9%
かざし1.3%
さしは1.3%
1.3%
そう1.3%
1.3%
(他:2)2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“揷”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話](児童)100.0%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓37.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸19.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
口をし入れる隙もないくらいに、二時間ばかり、まるで小説の筋でも話して聴かすように、ところどころ惚気のろけまで交えて
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
時雄はさる画家の描いた朝顔のふくを選んで床に懸け、懸花瓶けんかびんにはおくざき薔薇ばらの花をした。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
ルビー入の指環ゆびわや、金の丸打などを両の指にめ込んでゐたし、小さな婦人持の時計までも帯の間にはさめてゐた。
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
衣服をあらためて、夜の物を揚げあえず楊枝ようじを口へ頬張ほおば故手拭ふるてぬぐいを前帯にはさんで
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
この幾千萬篇か知れぬ戲曲は、戲曲の體裁として作者自らが評論の詞をばさしはさまざりしならん、皆所謂沒理想なりしならん。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
「こんどはなんでいらしったの」志保は妹の饒舌を抑えるように口をさしはさんだ、「……なにかこちらに御用でもあってなのですか」
菊屋敷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
と山三郎は癇癪紛れにガチ/\とやって着物や羽織を引出して、さっ/\と着換えて脇差をさしたが、見相けんそうが変って居りますから馬作は何だか解らん。
かれはそれでも煙管きせるして隙間すきまから掛金かけがねをぐつといたらせんさしてなかつたのですぐはづれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
柱掛に紅梅が一と枝けてあって、その下で顎十郎が口の端から涎を垂らして、ぼんやりと眼を見ひらいている。
顎十郎捕物帳:01 捨公方 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
式台の端の花けに昼顔が揷けてある。水をやらないものだから、花が、みな、のたりと首を垂れている。
キャラコさん:06 ぬすびと (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
たをれ、たをれ、かざし頭に
さかほがひ (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
亨一は此話の間に屡々くちばしさしはさまうとしたがやつと女の詞の句切れを見出した。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)
一脚は左の隅の窓の下にありて、日影門ひかげもんあたりの女学校の教科書と新旧の女の雑誌二三と『歌のしをり』などらちもなく本挟ほんばさみに立てられ、『水汲むギリシヤ少女』と云ふ名画の写真や一重芍薬ひとへしやくやくの艶なるをつかしにしたる水瓶など筆立や墨汁壺インキつぼに隣りて無雑作に列べらる。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
歴史的なそう話にまでなってしまった。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
おばさんがほとんどひとりで話し手になっていたが、無口なおじさんもときどきそれへ短い言葉をさんだ。
花を持てる女 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
こんな話を残して行つた里の娘たちも、苗代田の畔に、めい/\のかざしの躑躅花をして帰つた。其は昼のこと、田舎は田舎らしいネヤの中に、今は寝ついたであらう。夜はひた更けに、更けて行く。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
志斐オムナの負け色を救ふ為に、身狭乳母ムサノチオモも口をサシハサむ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)