“そう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソウ
語句割合
23.0%
16.6%
左様6.7%
5.4%
4.6%
4.0%
4.0%
4.0%
2.6%
左右2.5%
2.4%
1.8%
1.5%
1.2%
1.2%
0.9%
0.9%
0.9%
0.8%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
0.5%
0.5%
0.5%
0.5%
0.5%
然様0.4%
0.4%
0.4%
其様0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
0.1%
0.1%
0.1%
左樣0.1%
0.1%
0.1%
二艘0.1%
0.1%
0.1%
其樣0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皆は三の舟にのっていた。三艘ともたがいに追い抜こうとして間近につづいていた。人々は舟から舟へ、快活な冗談を言い合った。
「深山君の勉強には敬服するが、少し身体を粗末にし過ぎるよ、君のように頭ばかり発達すると、人類が生理的に滅亡するだぜ」
判官三郎の正体 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
外したのは確に失敗でございますね……だって左様じゃありませんか、恋仇同士をたった二人、室に残してお置きになったら、議論を
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
床には、彼の風雅癖を思わせて、明人仇英の、豊麗孔雀の、極彩色大幅が掛けられ、わざと花を生けない花瓶は、代の磁だった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
この但馬守が、與力からいて、一玄竹きになつたのであつた。それからもうつ、玄竹但馬守ばせた逸話がある。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
宋人彭乗墨客揮犀鄂州无夢不埋爪髪たる義存に同じかりしが、婦人の手にられしより爪髪のびざりしとぞ。
目安箱の上書がして、の密議となり、元京都所司代であった松平輝高は、召されて将軍家から内々に秘命をうけた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
畑の次手に、目の覚めるような真紅の花と、かやつりと、豆粒ほどな青い桔梗とを摘んで帰って、硝子杯を借りて卓子台に活けた。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さんは髪の毛の薄いためにどこへもづかない覚悟をしてゐた。が、髪の毛の薄いことはそれ自身お宗さんには愉快ではなかつた。
素描三題 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
故に、万一主人摂津守が釈然と解けて、左右なく降伏に出られた場合は、どうかご助命の儀だけは伏しておねがい申しておく
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と思うと身をめて、をやり過ごした闇へ——蝋色は肩より高く後ろへらしてススススと追いったが音もさせない。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
目をとじて、彼は心の隅々までを、ざらいしていた。すると、忽然彼自身にすら驚かれるような本心が、大きく彼の意識にのぼった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私の家に関する私の記憶は、じてこういう風にびている。そうしてどこかに薄ら寒いれな影を宿している。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
夫人、御安心なさい、あなたにお目にかゝった程の者は、誰かあなたの真面目なして勇敢な霊魂を尊敬せぬ者がありましょう乎。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
大きい方は二行に並んですわった八人の楽女が横笛、立笛、銅鈸琵琶などをもって、二人の踊り女の舞踊に伴奏する。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
耳の穴から石菖のような根づよい黒毛がをなして突出している。いささか国事の難を託するに足る人かとおもった。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「私は閔王でございましたが、このの国に迎えられてきて、二十三年間、独りでおる者でございます」
黄金の枕 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
じてむはれ、金玉物語鈎子かすれば、にも立派寶物
つ人といえばとかく外部の敵に勝つように思わるるが、その外に障害物を一する人、もしくは破壊する人と思われる。また野蛮人の社会においては、破壊する人が一番の強者として尊敬される。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
じゃねえよ、いろ/\深いわけがあって身を投げようとする処を助けたんだ、妙じゃアねえか、両人を助けて船へ乗せると、互に顔を見合わせて、オヤ万年町のお嬢さんか
そして、咲耶子を道のきるところまでいこんで、ここぞと、気合いをあわせて、二に彼女の胸板いていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時分はまだ一個の、家も二十軒あったのが、娘が来て一日二日、ついほだされて逗留した五日目から大雨が降出した。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さもあらばあれ、われこの翁をう時は遠き笛のききて故郷恋うる旅人の、動きつ、または高き詩の一節読みわりて限りなき大空をぐがごとき心地す
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
でも無い、あの流星と云うものは何んだか気味の悪いもので、それが落ちたとしき場所へは、余程の勇士でも其夜ぐに行くのはがると云う、して昔からの口碑にも
黄金の腕環:流星奇談 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
またもやしずかにあいたので、監禁をされた二人はそうに階段のあがり場へ逃げ出した。
〔譯〕堯舜文王は、其のす所の典謨訓誥、皆以て萬世の法と爲す可し。何の遺命か之にかん。王の顧命子の善言に至つては、賢人のに此の如くなるべきのみ。
「そうだ。俺にはまだ左腕もあれば両脚もあるし、硬い歯の生えている口もあれば、太いもあるというんだ。その意気はとするが、こればかりはねえ」
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
唐の黄巣が乱をし金陵を攻めんとした時、弁士往き向うて王の名は、それが金に入ると鏁となるとしたのですなわち引き去った(『焦氏筆乗』続八)とあると同日の談だ。
「どうぞ、然様いう訳でございますれば、……の御帰りになりまする前までに、こなた様の御力を以て其品を御取返し下さいまするよう。」
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それがためには、潜水服に似たものを着、そして潜水に似たものを頭に被り、空気を背負わなければならなかった。それだけではない。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
結婚式を十二で(新宿の先の)やったのですって。東京での、よ。そのとき私をぼうとしてすっかり仕度していて、お久さんの発議でやめたのですって。来て貰うのも気の毒と。
「いいのよ、其様してお置きなさいよ、源ちゃん最早お寝み、」と客の少女は床なる九歳ばかりの少年を見て座わり乍ら言って、其のにこやかな顔に笑味を湛えた。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
縁を切っても片時も忘れるは有りません故、或日用達に参って帰りがけ、旧来居ります與助と云う奉公人を連れて、っと忍んで参り、お累のの軒下に立って
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お春は静かに次のへと退ったがしして、秋の空を思えとや、紫紺に金糸銀糸もて七を縫った舞衣を投げかけ金扇して現われました。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
小僧、来い。いまおれのとこのちょうざめの家に下男がなくてっているとこだ。ごちしてやるから来い。」ったかと思うとタネリはもうしっかり犬神両足をつかまれてちょぼんと立ち
サガレンと八月 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
の僚船がいて来る。一杯に帆が張られてある。船首に突っ切られる波の穂が、白衣の行者でもるように、灰色の海上で踊っている。陸は見えない、どっちも水だ。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
原病は不明だが、最後は肝臓に転移して肝臓癌で死んだ。祖父も父の兄弟もみな癌で死んだ。父は癌は遺伝しない。
肌色の月 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「——さればこそ、わが家においても、さきには金剛山の寄手にも加わり、一、二倉とあるかぎりな蓄備の稲も税物にささげ、また去年も一万貫、この一月にも五千貫と、仰せつけのまま課税はずいぶんさし出しておる」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
辺鄙にはなお残れるにや、江戸にはこの流名きこゆることなし……とあるとおりに、月輪軍之助の祖月輪将監は、根岸兎角ひらくところの微塵流から出てのちに、北陬にうつり住んで別に自流を
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「ああ、天はされました」その一つがいとも悲しそうにいった。
不周山 (新字新仮名) / 魯迅(著)
然し恵心は如何にも謙虚の徳と自信のとの相対的にあった人で、加之毫毛の末までも物事を曖昧にして置くことの嫌いなような性格だったと概解しても差支無いかと考えられる。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
秋にばや末は小松川 芭蕉翁
放水路 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その車もよく空いてゐたので眞中所の窓際し、外につた。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
……『古今註』に、『鶴は千歳にしてとなり、二千歳にして玄鶴なり。白鶴もまた同じ。死期を知れば、深山幽谷にかくれてら死す』
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
三吾太祖の意を知るや、何ぞ無からん、く、し燕王を立てわば秦王晋王を何の地に置き給わんと。秦王、晋王は、皆燕王の兄たり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
の太祖の言は、に是れ太祖が胸中の秘を発せるにて、くより意ありたればこそ、より二年ほどにして、洪武三年に、の九子を封じて
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
が、下には孫立が、一を構えて待ちうけていたから、朝奉はいよいよ逃げ戸惑い、ついに女曲輪の境まで走ッてそこの深い石井戸へ身を投げてしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
青粘土みたいに沈んでいるが、まなこは鯉の金瞳のごとく、黒漆のアゴをそよがせ、身のたけすぐれ、よく強弓をひき、つねに持つ緋房かざりの一も伊達ではないと、城内はおろか
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
べて四十里歩障れば、へて五十里る。武帝へて、まけるなとて、珊瑚樹二尺なるをふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
河陽金谷別莊むや、花果草樹異類禽獸としてあらざるものなし。武帝王鎧へるものあり。驕奢石崇相競ふ。れば、とす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
鼻緒つて仕舞つてようかとつてる、本當つてるのだ、と信如意久地なきへば、左樣だらうお鼻緒ッこはい、いやれの下駄ねへ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
智惠無しの大鍋四邊れッ無駄がついてるではいか、れへして砂糖さへくすれば十や二十いてよう、何處でも左樣するのだおばかりではない
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その後、生え出でたる爪は一種奇怪なる形を有し、その両側にかたつむりの角のごとき二を見るに至った。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
足跡には三の跡をとどめ、音声はを引くがごとき響きであると申しておる。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
退けば緇衣香烟茶味、淡然として生を終り、栄国公られ、を賜わり、天子をしてずから神道碑を製するに至らしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
子の父のるは、おのずかられ情なり、是れ理なり、礼にあらず道にあらずとさんや。諸王をして葬に会せざらしむるは、果して是れ太祖の言にづるか。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
渡舟は、一、二艘しかない。順々に人が山のように盛られて対岸へ運ばれた。鹿之介と苦労を共にして来た三十余名の郎党のなかに、彼の妻や幼い子も、埋もれるように船の中に乗せられていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
らへ/\」と、各地に呼び売りする行商人となっておりましたから、その呼び声を取ってツルメソと言われたのです。
一商家(米家五兵衛)に休。日午なり。駅中に石を刻して蛭子神を造りて街頭に立つるあり。(宰府辺にいたるまで往々有り。)駅を離れて六本松の捷径を取り小礫川て行く。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
エ、何、其樣でもありませんが。——一人困つた奴が居ましてな。よく強淫をやりアがるんです。成る可く身分の好い人のかみさんだの娘だのをいくんです。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
半分は給仕に向っての様に「何うも此の節は婦人服の裳の広いのが流行る為に時々粗が有りまして」
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
老格熟達の風を尊ぶ古人たちの間では、四十歳をこえるともう自らといったり翁と自称したりしている例はたくさんにある。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人民はただ政府のするところに向かいて奔走するのみ。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
は今も者にしていさぎよく關根名人の磊落性愛敬し、一方自しつつ出でざる田三吉八に或る憐憫さへじてゐる者だが、將棋だけはい者にはてないものらしい。
阿甥阿姪、書生など三階総出の舞台の中央にすつくと突立つ木強漢(むくつけをとこ)。其れ韈(くつした)をお穿きなさい。韈は穿きぬ。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
先の頃始終指なんかをはらしてた頃はまででなかったけれど今日は大変こわかった。
すれば琴韻清越、多年干戈剣戟にも、なお粗朴なる洗心と雅懐を心がけていた丞相その人の面影をぶに足るといわれている。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それがマタ・アリを大々的に利用したのだ。娼婦型の美女が、微笑するスパイとして国境から国境を動きまわる。戦時である。歴史的な話にまでなってしまった。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
戦国の頃『荘子』が〈いまだかつて牧を為さずして奥に生ず〉といえるを『釈文』に西南隅未地といえれば羊を未に配当したは後漢に始まったでないといい
そこで次男のを立てようとしたが、長子を廃するのは国乱の始めなりと、俄然、紛論が起って、沙汰止みとされ、やむなく礼にしたがって、次男を除こうとしたところ、蔡夫人
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼一たび死す、水戸老公はあたかも放たれたる虎の如し、その幕閣よりざかるに比例して朝廷と密着し、一孔生じて千出で、遂に容易ならざる禍機を惹起せり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
呉の大才魯粛を凡人の中から抜いたのは、そのです。呂蒙を士卒から抜擢したのはその明です。于禁をとらえて殺さず、その仁です。荊州を取るに一兵も損ぜなかったのは、その智です。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すっと抜くと、に捧げて出て、そのまま、欞子窓の障子を開けた。開ける、と中庭一面の池で、また思懸けず、船が一、隅田に浮いた鯨のごとく、池の中を切劃って浮く。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
の外は見渡す限り、茫々とした月夜の水ばかりだ。その時の寂しさは話した所が、天下にわかるものは一人もあるまい。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それからまた、我々の住むでゐる、社會には、何故人間をへる學校と人間を押籠めて置く監獄とが存在してゐるのであろう。また何が故に別つてゐる人と養育院に入る人と。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
魚鳥に七箇日の忌のなる事。さもや候らん。えみ及ばず候。地体はいきとしいけるものは。過去の父母にて候なれば。くうべき事にては候わず。又臨終には。酒魚鳥などは。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一昨日別段気にもとめなかった、小さなその門は、赤いいろの類と、暗緑のとでられて、すっかり立派に変っていました。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
看板通りの異国情調に富んだ舞台面で、出て来る人物も、皆西洋人臭いふんをしていた。僕は思った、「これは素敵だ、流石にRはいいものを見せてれた」
百面相役者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
して広苑の芝生をらすこと三、柳を百歩へだたって駒足をひたと停め、心ゆくばかり弦をひきしぼってちょうッと放った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
名香、宝剣一、婦女三十人、その婦女はみな絶世の美女で、久しいものは十年もとどまっている。容色おとろえた者はどこへか連れて行かれて、どうなってしまうか判らない。
此のまゝッと寝かして下さい。一昨日から何処の座敷に行っても、私身体の塩梅が悪いからッて、皆な、そう言って断っているの……明日の朝ねえ……はあッ神経衰弱になって了う。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)