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『放水路』
ふりがな文庫
『
放水路
(
ほうすいろ
)
』
隅田川の両岸は、千住から永代の橋畔に至るまで、今はいずこも散策の興を催すには適しなくなった。やむことをえず、わたくしはこれに代るところを荒川放水路の堤に求めて、折々杖を曳くのである。 荒川放水路は明治四十三年の八月、都下に未曾有の水害があっ …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
行
(
ゆか
)
添
(
そう
)
交
(
ちが
)
一日
(
いちじつ
)
後
(
ご
)
明
(
あきらか
)
磨
(
すり
)
端
(
はず
)
著
(
あらわ
)
頬
(
ほほ
)
出
(
い
)
向
(
むこう
)
廃
(
よ
)
最
(
もっとも
)
水道
(
アクワデク
)
疇昔
(
きのう
)
聳
(
そびや
)
訪
(
おとな
)
詳
(
つまびらか
)
僅
(
わずか
)
堤
(
つつみ
)
家
(
いえ
)
帰路
(
きろ
)
果敢
(
はかな
)
此方
(
こなた
)
溜水
(
たまりみず
)
燈影
(
とうえい
)
立籠
(
たちこ
)
触
(
ふ
)
釣魚
(
ちょうぎょ
)
一列
(
いちれつ
)
一叢
(
ひとむら
)
中
(
うち
)
乗合
(
のりあい
)
他処
(
よそ
)
俄
(
にわか
)
倚
(
よ
)
出入
(
でいり
)
千住
(
せんじゅ
)
四木
(
よつぎ
)
因
(
よ
)
境
(
さかい
)
夕栄
(
ゆうばえ
)
夕靄
(
ゆうもや
)
外
(
ほか
)
大師
(
だいし
)
寂寥
(
せきりょう
)
小祠
(
しょうし
)
小禽
(
ことり
)
小舷
(
こべり
)
尾久
(
おぐ
)
市中
(
しちゅう
)
平生
(
へいぜい
)
彼岸
(
ひがん
)
彼方
(
かなた
)
恣
(
ほしいまま
)
悵然
(
ちょうぜん
)
慰藉
(
いしゃ
)
所在
(
ありか
)
扇橋
(
おうぎばし
)
曾遊
(
そうゆう
)
朦朧
(
もうろう
)
朽廃
(
きゅうはい
)
来路
(
らいろ
)
果
(
はて
)
橋畔
(
きょうはん
)
水郷
(
すいごう
)
永代
(
えいたい
)
河下
(
かわしも
)
泛
(
うか
)
浦安
(
うらやす
)
浮洲
(
うきす
)
渺茫
(
びょうぼう
)
滅多
(
めった
)
灌莽
(
かんもう
)
燦爛
(
さんらん
)
王子
(
おうじ
)
瓦斯
(
ガス
)
生垣
(
いけがき
)
生茂
(
おいしげ
)
田端
(
たばた
)
砂町
(
すなまち
)
礫
(
つぶて
)
禍
(
わざわい
)
禿山
(
はげやま
)
秩父
(
ちちぶ
)
竣工
(
しゅんこう
)
繙
(
ひもと
)
聳
(
そび
)
能
(
よ
)
船堀
(
ふなぼり
)
茅葺
(
かやぶき
)
荒川
(
あらかわ
)
荷船
(
にぶね
)
葱
(
ねぎ
)
蒹葭
(
けんか
)
蘆
(
あし
)
蘆荻
(
ろてき
)
蜆売
(
しじみうり
)
行徳
(
ぎょうとく
)