放水路ほうすいろ
隅田川の両岸は、千住から永代の橋畔に至るまで、今はいずこも散策の興を催すには適しなくなった。やむことをえず、わたくしはこれに代るところを荒川放水路の堤に求めて、折々杖を曳くのである。 荒川放水路は明治四十三年の八月、都下に未曾有の水害があっ …
作品に特徴的な語句
ゆか そう ちが 一日いちじつ あきらか すり はず あらわ ほほ むこう もっとも 水道アクワデク 疇昔きのう そびや おとな つまびらか わずか つつみ いえ 帰路きろ 果敢はかな 此方こなた 溜水たまりみず 燈影とうえい 立籠たちこ 釣魚ちょうぎょ 一列いちれつ 一叢ひとむら うち 乗合のりあい 他処よそ にわか 出入でいり 千住せんじゅ 四木よつぎ さかい 夕栄ゆうばえ 夕靄ゆうもや ほか 大師だいし 寂寥せきりょう 小祠しょうし 小禽ことり 小舷こべり 尾久おぐ 市中しちゅう 平生へいぜい 彼岸ひがん 彼方かなた ほしいまま 悵然ちょうぜん 慰藉いしゃ 所在ありか 扇橋おうぎばし 曾遊そうゆう 朦朧もうろう 朽廃きゅうはい 来路らいろ はて 橋畔きょうはん 水郷すいごう 永代えいたい 河下かわしも うか 浦安うらやす 浮洲うきす 渺茫びょうぼう 滅多めった 灌莽かんもう 燦爛さんらん 王子おうじ 瓦斯ガス 生垣いけがき 生茂おいしげ 田端たばた 砂町すなまち つぶて わざわい 禿山はげやま 秩父ちちぶ 竣工しゅんこう ひもと そび 船堀ふなぼり 茅葺かやぶき 荒川あらかわ 荷船にぶね ねぎ 蒹葭けんか あし 蘆荻ろてき 蜆売しじみうり 行徳ぎょうとく