“繙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひもと91.8%
ひもど4.1%
はぐ1.6%
ひも0.8%
ひもとゐ0.8%
ひろ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卑しくも私の趣味性をるものあらば座右に備えて悠々自適し、興来って新古の壱巻をもけば、河鹿笛もならし、朝鮮太鼓も打つ
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
……戦争がその背後に在る国民の心を如何に虚無的にし、無道徳にし、つ邪悪にするかという事実は、吾が独逸の国民史をいてみても直ぐにわかる事である。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
安子さんが内藤夫人を見送って茶の間へ戻った頃、三角関係のした姪の八千代さんは不図我に返って腕時計を見ると、きっかり五時だった。
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
我之をどきてさながら永年相見ざりし骨肉の兄に逢ひたる様の心地したり。この書を読みて俄かに往時の恋しさ堪へがたく、漸やく探し出したる少年時代の歌稿文稿またこの机上にかく積まる。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
みかきのれもとりて、割據りかゝつて、まで洋書たは年頃二十歳あまり三とはるまじ、丸頭の五にてからずならず、眉毛くて黒目がちに
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
其時、人々の背後に腰掛け、手帳を繰りげ、丑松や文平の肖顔を写生し始めたのは準教員であつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)