トップ
>
繙
ふりがな文庫
“繙”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひもと
92.0%
ひもど
4.0%
はぐ
1.6%
ひも
0.8%
ひもとゐ
0.8%
ひろ
0.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひもと
(逆引き)
卑しくも私の趣味性を
唆
(
そそ
)
るものあらば座右に備えて
悠々自適
(
ゆうゆうじてき
)
し、興来って新古の壱巻をも
繙
(
ひもと
)
けば、
河鹿笛
(
かじかぶえ
)
もならし、朝鮮太鼓も打つ
亡び行く江戸趣味
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
繙(ひもと)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ひもど
(逆引き)
……戦争がその背後に在る国民の心を如何に虚無的にし、無道徳にし、
且
(
か
)
つ邪悪にするかという事実は、吾が独逸の国民史を
繙
(
ひもど
)
いてみても直ぐにわかる事である。
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
繙(ひもど)の例文をもっと
(5作品)
見る
はぐ
(逆引き)
安子さんが内藤夫人を見送って茶の間へ戻った頃、三角関係の
頁
(
ページ
)
を
繙
(
はぐ
)
り
尽
(
つく
)
した姪の八千代さんは
不図
(
ふと
)
我に返って腕時計を見ると、きっかり五時だった。
好人物
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
繙(はぐ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ひも
(逆引き)
我之を
繙
(
ひも
)
どきてさながら永年相見ざりし骨肉の兄に逢ひたる様の心地したり。この書を読みて俄かに往時の恋しさ堪へがたく、漸やく探し出したる少年時代の歌稿文稿またこの机上に
堆
(
うづた
)
かく積まる。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
繙(ひも)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひもとゐ
(逆引き)
齒
(
は
)
みかきの
箱
(
はこ
)
我
(
わ
)
れもと
威
(
ゐ
)
を
張
(
は
)
りて、
割據
(
かつきよ
)
の
机
(
つくえ
)
の
上
(
うへ
)
に
寄
(
よ
)
りかゝつて、
今
(
いま
)
まで
洋書
(
ようしよ
)
を
繙
(
ひもとゐ
)
て
居
(
ゐ
)
たは
年頃
(
としごろ
)
二十歳
(
はたち
)
あまり三とは
成
(
な
)
るまじ、
丸頭
(
まるあたま
)
の五
分
(
ぶ
)
刈
(
がり
)
にて
顏
(
かほ
)
も
長
(
なが
)
からず
角
(
かく
)
ならず、
眉毛
(
まゆげ
)
は
濃
(
こ
)
くて
目
(
め
)
は
黒目
(
くろめ
)
がちに
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
繙(ひもとゐ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひろ
(逆引き)
其時、人々の
背後
(
うしろ
)
に腰掛け、手帳を繰り
繙
(
ひろ
)
げ、丑松や文平の
肖顔
(
にがほ
)
を写生し始めたのは準教員であつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
繙(ひろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
繙
漢検1級
部首:⽷
18画
“繙”を含む語句
繙読
繙閲
繙訳書
“繙”のふりがなが多い著者
牧野富太郎
中里介山
小山清
柳宗悦
蒲原有明
新渡戸稲造
三木清
南方熊楠
正岡子規
ニコライ・ゴーゴリ