“ひもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
94.9%
火元2.5%
0.8%
火本0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はうどんが煮える間を、米がける間を大抵いつも詩集をく。小説なんかよりはこの方が勝手だから。こんな詩を見つけたりする。
落穂拾い (新字新仮名) / 小山清(著)
平次は、事件の火元をお關と見たのです。これほどの美しい娘が、涙乍らに頼んだとしたら、どんな恐ろしい事が起るか、よく解るやうな氣がしたのです。
私はここで、過ぎし日の水と山の旅、六十年の想い出を、記憶するがままにいてゆきたいと思う。
利根川の鮎 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
十二月二十八日の夜なりければ、風はしく、火本は一つなりけれども、吹迷ふ風に、多くの伽藍に吹きかけたり。恥をも思ひ、名をも惜む程の者は、奈良坂にて討死し、般若寺にてれにけり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
さらにはまた、その夜、県城の知事室でも、公務に熱心な知事文彬が、服もくなく、一夜中その報告のいたるのを待っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)