トップ
>
火元
>
ひもと
ふりがな文庫
“
火元
(
ひもと
)” の例文
たとひ
四邊
(
あたり
)
に
火災
(
かさい
)
の
虞
(
おそ
)
れがないように
考
(
かんが
)
へられた
場合
(
ばあひ
)
に
於
(
おい
)
ても、
遠方
(
えんぽう
)
の
火元
(
ひもと
)
から
延燒
(
えんしよう
)
して
來
(
く
)
ることがあるからである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
平次は、事件の
火元
(
ひもと
)
をお關と見たのです。これほどの美しい娘が、涙乍らに頼んだとしたら、どんな恐ろしい事が起るか、よく解るやうな氣がしたのです。
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お
急
(
せ
)
きなさるな、
急
(
せ
)
くまい。……いま
火元
(
ひもと
)
を
見
(
み
)
て
進
(
しん
)
ぜる。」
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これが
氣附
(
きづ
)
かれたときは、
一旦
(
いつたん
)
集合
(
しゆうごう
)
してゐた
消防隊
(
しようぼうたい
)
も
解散
(
かいさん
)
した
後
(
のち
)
であり、
又
(
また
)
氣附
(
きづ
)
かれた
後
(
のち
)
も
倒潰家屋
(
とうかいかおく
)
に
途
(
みち
)
を
塞
(
ふさ
)
がれて
火元
(
ひもと
)
に
近
(
ちか
)
づくことが
困難
(
こんなん
)
であつたなどの
不利益
(
ふりえき
)
が
種々
(
しゆ/″\
)
重
(
かさ
)
なつて
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
二箇所
(
にかしよ
)
の
火元
(
ひもと
)
を
雪
(
ゆき
)
を
以
(
もつ
)
て
消
(
け
)
しにかゝつたが、
祖母
(
そぼ
)
は
家
(
いへ
)
よりも
身體
(
からだ
)
が
大事
(
だいじ
)
だといつて
重幸少年
(
しげゆきしようねん
)
を
制
(
せい
)
したけれども、
少年
(
しようねん
)
はこれをきかないで、
幾度
(
いくど
)
も
雪
(
ゆき
)
を
運
(
はこ
)
んで
來
(
き
)
て、
遂
(
つひ
)
に
消
(
け
)
し
止
(
と
)
めたといふ。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“火”で始まる語句
火
火鉢
火傷
火照
火箸
火影
火焔
火桶
火光
火酒