“一旦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いったん86.3%
いつたん11.8%
ひとたび1.3%
えったん0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういうわけで、遠距離へとぶときには、一旦いったん成層圏へとびあがって、そこを飛行するのが時間的にも燃料消費の上にも経済である。
成層圏飛行と私のメモ (新字新仮名) / 海野十三(著)
六年には一旦いつたん京都へ上つて歸つた如水と相談して、長政が當時那珂なか郡警固村の内になつてゐた福崎に城を築いた。これが今の筑紫ちくし郡福岡である。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
一旦ひとたび一四四樹神こだまなどいふおそろしきものむ所となりたりしを、わか女子をんなご一四五矢武やたけにおはするぞ、一四六老が物見たる中のあはれなりし。
此方こちらは小川様が情深い役人で、調べもかろくなって出る事は出たが、一旦えったん人殺しと賭博とばく騒ぎが出来でけたから、誰あって一緒えっしょに飯い喰う者もないから、これはとても仕様がねえ、と色々えろ/\考え
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)