“一昨日”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おととい61.2%
をとゝひ12.6%
おとつい6.1%
をととひ5.1%
おとゝい3.1%
おととひ2.4%
おとゝひ2.4%
をとつひ2.4%
いっさくじつ2.0%
おとつひ1.0%
(他:5)1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“一昨日”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸27.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.8%
文学 > 日本文学 > 戯曲4.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
昨日きのうも僕が同じ話をしに来たんですって……一昨日おとといも……ズット前から何度も何度も……アノ僕が……ヘエ……。
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「ああ、わかった。一昨日おとといは、あんなにしんせつにしてやったけれど、いつまでもよわいと、じゃまになるのだな。」
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
「それぢや、これだけ聞かしてくれ、——一昨日をとゝひのあの時刻に、三千兩の結納が馬で來るのを知つて居たのは誰と誰だ」
「それぢや、一昨日をとゝひの晩、店の者か、通ひの若い衆で、外へ泊つた者はないだらうか。ちよつと調べて貰ひたいが——」
「すると、この辺は一昨日おとつい、浮田方と東軍の福島と、小早川の軍と敵の井伊や本多勢と、乱軍になって戦った跡だ」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
境界きょうがいれてひがみを起し、一昨日おとつい昇に誘引さそわれた時既にキッパリことわッて行かぬと決心したからは
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「私の決心は一昨日をととひとは變つて居りません。それよりかも一歩進めて考へました。私は貴方と別れます。今日限り別れます。」
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
君もうれしとし給はんなど、昨日きのふ一昨日をととひわがさま知り給ふならねど思はれ申しさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
兼「ちょう兄い……不思議だな、一昨日おとゝいあたりからズキ/\する疼みがなくなってしまった、能く利く湯だなア」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それが一昨日おとゝいと昨日と空氣が冴えたので、それでなくても景色のいゝ海岸が如何にも爽快であつた。
壱岐国勝本にて (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
『越後米を積んで、雲海丸の入港はひつたのは、昨日きのふだつたか一昨日おととひだつたか、野村君?』と竹山が云つた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「私の決心は一昨日おととひとは変つて居りません。それよりかも一歩進めて考へました。私は貴方と別れます。今日限り別れます。」
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)
が、今は淺草に住つてゐる友達と、一昨日おとゝひ一日公園をぶら/\遊んで、其晩其處そこで泊つたことは確である。
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)
けれども一方では、一昨日おとゝひつた麺麭パンを今かへせと強請ねだられる様な気がした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「山のかひそことも見えず一昨日をとつひも昨日も今日も雪の降れれば」(同・三九二四)を作り、大伴家持は
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
實に一昨日をとつひの秋風すずろに蒼古の市に吹き渡る穩やかな黄昏時たそがれどきであつた。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
一昨日いっさくじつの旅館の朝はどうだろう。……どぶの上澄みのような冷たい汁に、おん羮ほどにしじみが泳いで、生煮えの臭さといったらなかった。……
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「本年は陽気のせいか、例年より少し早目で、四五日ぜんがちょうど観頃みごろでございましたが、一昨日いっさくじつの風で、だいぶいためられまして、もう……」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
現在後世ごせねがひに一昨日おとつひ来たりし門前も忘れて、簪三本七十五銭と懸直かけねすれば、五本ついたを三銭ならばと直切ねぎつて
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
現在げんざい後世ごせねがひに一昨日おとつひたりし門前もんぜんわすれて、かんざしほん七十五せん懸直かけねすれば
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
『新聞には一昨日おおといから行方不明とありますが、新生寺様は奥書院に居られるのでございますが——』
むかでの跫音 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
『あの野郎かえ、太い野郎だ。四五年前にやあの茂右衞門親爺が、多助どんの嚊をぬすんでよ、それでたつた酒三升で濟したちうだ。地主だ、總代だなんどと威張つてやがつて、ふてえ親子だ。雨乞ひにだつて一昨日おとてえから出やしねでねえか。』
旱天実景 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
若旦那さまの入用いりようだって嘘べえ吐いて、金を取ってつかやアがって、うぬ、一昨日さきおとゝいの晩も汝え山口屋へ往って、お嬢さまを欺かして百両取るべえとしたアだな、其の時に若旦那さまがかくれてお客にあがってるのを
一昨日をどでな、みぃぞれ降ったれば
葡萄水 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
札幌さつぽろ一昨日オトツヒ以来
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
一昨日オトツヒはよき日なりけり。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)