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一昨日
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おとゝい
ふりがな文庫
“
一昨日
(
おとゝい
)” の例文
主人「申し棟梁さん、腹を立たないでおくんなさい、これは
一昨日
(
おとゝい
)
来た番頭でお前さんの顔を知らないのですから」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それが
一昨日
(
おとゝい
)
と昨日と空氣が冴えたので、それでなくても景色のいゝ海岸が如何にも爽快であつた。壹州に只一つ温泉場があるが入江になつて居てあたりを
鯨伏村
(
いさふしむら
)
といふ。鯨伏はイサフシである。
壱岐国勝本にて
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「
一昨日
(
おとゝい
)
薬を貰って帰る時、本当に薬包を手放した事はないかね」
黄鳥の嘆き:——二川家殺人事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
正「新助どん誠に御無沙汰を致しました、実は
桐生
(
きりゅう
)
へ
往
(
ゆ
)
きまして、
一昨日
(
おとゝい
)
帰りまして、新八松屋で聞いて驚きましたが……これは詰らないものですがお土産に」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
一昨日
(
おとゝい
)
でしたか、すっかり持って行った所です」
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
▼ もっと見る
一昨日
(
おとゝい
)
帰って間もなく
桐半
(
きりはん
)
で聞いたくらいの訳で、お見舞に
往
(
ゆ
)
きたいと思ってますが、そんな奴が這入ってゝ詰らねえ事を云うから困るんです、尾に尾を附け
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
事に
依
(
よ
)
ったら貴方をば手下にするか、殺すかしてと相談しましたが、
一昨日
(
おとゝい
)
宿屋を出る時に
手強
(
てごわ
)
い奴と思ったかして、弁当の中へ毒を入れたのでござんしょう
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
己
(
おら
)
の
頑固
(
いっこく
)
は知って居るしなあ、
能
(
よ
)
く来た、
一昨日
(
おとゝい
)
から逢いたくって/\
堪
(
たま
)
らねえ、
何卒
(
どうぞ
)
して逢いてえと思って、もう逢えば死んでも
宜
(
い
)
いやア、もう死んでも宜い
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兼「
長
(
ちょう
)
兄い……不思議だな、
一昨日
(
おとゝい
)
あたりからズキ/\する疼みが
失
(
なくな
)
ってしまった、能く利く湯だなア」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わし
)
もおまえが此処に居ようとは思わなかった、
一昨日
(
おとゝい
)
重三がお屋敷へ参り、災難とは云いながら誠にお気の毒な事に相成ったから、早速右の次第を
上
(
かみ
)
へお届けをした処が
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一昨日
(
おとゝい
)
母にも親族にも
打明
(
ぶちあ
)
けたのは僕が
過
(
あや
)
まりました、お前はよく今まで己を騙したね
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それ
処
(
どころ
)
じゃない、立派な亭主持の身で有りながら悪いことをするものが世間にはいけいこと有りやす、
一昨日
(
おとゝい
)
店
(
たな
)
で盆の余り勘定をしていると、
彼処
(
あすこ
)
では酒も売り肴もあるもんだから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
実は
一昨日
(
おとゝい
)
の晩おれがうと/\していると、清水の方から牡丹の花の灯籠を
提
(
さ
)
げた
年増
(
としま
)
が先へ立ち、お嬢様の手を引いてずっと
己
(
おれ
)
の
宅
(
うち
)
へ
入
(
へえ
)
って来た所が、なか/\人柄のいゝお人だから
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
旦那さん
怖
(
おっか
)
ねえじゃねえか、
一昨日
(
おとゝい
)
大
(
でっ
)
けえ火事があって、又今日こんな火事が始まるとは怖ねえこんだ、江戸は火早いと云いやんすが、こんなに大けえ火事がこう続いてあるとは
魂消
(
たまげ
)
やした
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
森「
一昨日
(
おとゝい
)
も喰いません」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“一昨日”の意味
《名詞》
一昨日(おととい、おとつい、いっさくじつ、いっさくにち)
今日より二日前であり、一昨昨日の次の日。
(出典:Wiktionary)
“一昨日”の解説
一昨日(いっさくじつ、おととい、おとつい、en: day before yesterday)とは、昨日の前の日、すなわち今日より2日前の日である。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
昨
常用漢字
小4
部首:⽇
9画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“一昨”で始まる語句
一昨年
一昨々日
一昨夜
一昨々年
一昨昨日
一昨
一昨晩
一昨昨夜